pandasのDataFrameの「pct_change()メソッド」は、データフレームの各要素の相対的な変化率を計算するための機能です。この機能を使用すると、データフレームの各要素の前の値と比較して、その要素がどの程度変化したかを簡単に計算することができます。
例えば、以下のようなデータフレームを考えます。
データフレーム
日付 | 値 |
---|---|
2020/1/1 | 100 |
2020/1/2 | 110 |
2020/1/3 | 120 |
このデータフレームの各要素の相対的な変化率を計算するには、以下のようにpct_change()メソッドを使用します。
import pandas as pd
# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'日付': ['2020/1/1', '2020/1/2', '2020/1/3'],
'値': [100, 110, 120]})
# 各要素の相対的な変化率を計算
df['変化率'] = df['値'].pct_change()
# 結果を表示
print(df)
実行結果は以下のようになります。
日付 値 変化率
0 2020/1/1 100 NaN
1 2020/1/2 110 0.100000
2 2020/1/3 120 0.090909
上記のように、pct_change()メソッドを使用することで、データフレームの各要素の相対的な変化率を計算することができました。