RecursionErrorは、再帰呼び出しが深すぎる場合に発生するエラーです。再帰呼び出しとは、関数が自分自身を呼び出すことを指します。再帰呼び出しを使用すると、複雑な処理を簡潔に記述できますが、再帰呼び出しが深すぎると、プログラムが無限ループに陥る可能性があります。
以下のPythonコードは、再帰呼び出しを使用して、数字を2倍にしていき、最終的に1になるまで繰り返すものです。
def double(num):
if num == 1:
return 1
else:
return double(num * 2)
double(2)
このコードでは、double関数が自分自身を呼び出しています。しかし、numが1になるまで繰り返し処理を行うため、再帰呼び出しが深すぎる可能性があります。そのため、RecursionErrorが発生する可能性があります。
RecursionErrorを回避するためには、再帰呼び出しを行う際に、最大の再帰回数を指定することができます。以下のように、sysモジュールを使用して、最大の再帰回数を指定しておくことで、RecursionErrorを回避することができます。
import sys
sys.setrecursionlimit(1000)
def double(num):
if num == 1:
return 1
else:
return double(num * 2)
double(2)
上記のコードでは、sys.setrecursionlimit関数を使用して、最大の再帰回数を1000としています。これにより、再帰呼び出しが1000回を超えない限り、RecursionErrorを回避することができます。